会長挨拶

井上靖研究会は1999年6月に発足しました。「井上靖文学の研究を推進し、研究者間の交流をはかるとともに井上靖文学を長く後世に伝えることを目的」としております。同年12月5日、国学院大学渋谷キャンパスにおいて創立記念大会を開催。2002年1月には研究誌『井上靖研究』創刊号を発行致しました。以来、研究会開催と『井上靖研究』発行を中心に活動を進めて参りました

研究会は年2回(夏季・冬季)のペースで実施。特に夏季研究会は旭川、湯ヶ島、三島、金沢、京都、鳥取日南町など、井上靖ゆかりの地にて開催しております(当ホームページ「過去の研究会」参照)。

『井上靖研究』は毎年1回、継続的に発行。2023年現在で通巻22号を数えるに至りました。井上靖研究専門誌として、学術論文の掲載はもちろん、新資料の紹介などにも努めて参りました(当ホームページ「機関誌『井上靖研究』バックナンバー」参照)。

海外研究者も数多く入会し、国際的な視点に立った研究も進めております。2012年8月には、中国外国文学会日本文学研究会との共催により、蘭州大学にて「遥かなる西域―井上靖と中国」をテーマとした国際シンポジウムを開催致しました。

今後も井上靖文学を様々な角度から考察し、研究をますます深めて、発展させていく所存です。

井上靖研究に関心を持つ多くの方々の入会をお待ちしております。


井上靖研究会会長 高木伸幸(別府大学教授)

    連絡先
    (住所)874-8501大分県別府市北石垣82 別府大学文学部高木伸幸研究室
    (電話)0977(67)0101(別府大学代表・研究室内線323)
    (Mail)takagino@nm.beppu-u.ac.jp

写真提供 新潮社