会長挨拶

井上靖研究会は1999(平成11)年12月に創設された。その目的は「井上靖文学の研究を推進し、研究者間の交流をはかるとともに井上靖文学を永く後世に伝えること」である。

初代荻久保泰幸、2代目傳馬義澄の会長を経て、現在田村嘉勝会長のもと、年2回(夏、冬)の大会と年1回の機関誌「井上靖研究」(2015年現在、14号)を刊行している。第1回例会は創設時の1999(平成11)年12月5日、国学院大学において発会式が行われ、以後、夏季は地方を、そして冬季は東京を会場として大会が開かれている。地方では、これまで旭川市、北上市、仙台市、名取市、福島県裏磐梯、伊豆湯ヶ島、静岡県長泉町、三島市、長野市、金沢市、京都市、鳥取県日南町で開催されてきた。

海外の研究者との交流も深く、諸外国からの留学生および外国人研究者による研究発表はもとより中国にて共同シンポジウムを開催してきた。

今後は、当初目的をさらに進歩発展させるべく井上靖文学の研究を進めると同時にその資料、研究文献等の集成につとめ、日本文学ならびに世界文学における作家井上靖の業績を探究していく。

写真提供 新潮社