井上靖研究第23号

論文
「寒月がかかれば」(『あすなろ物語』)における梶鮎太像の変貌 —〈青春の目覚め〉と〈作家への目覚め〉—高木 伸幸1
井上靖・竹本辰夫往復書簡—作家デビューを支えた木本の友人―(上)【考察編】—大井 一郎10
史実の隙間を埋める想像力—『おろしや国酔夢譚』論—小田島 本有31
「古代ペンジケント」論—アマチュア考古学者の物語—毛 鋼43
井上靖と「怪異」 —説話としての「狐火」— 西座 理恵58
エッセイ
随筆「佐渡の海」を読み解く——日本で一番美しかった浜辺を探して十文字 修70
『敦煌』と西域ルネサンス小関 一彰81
長泉町井上靖文学館企画展 講演黒田 佳子、宮﨑 潤一90
井上靖研究会会則91